好きな本は?と聞かれれば、たくさんある。
今の心に響くのは?と問うと、
手元には同じ著者の本が3冊ある。
どれも、まだ読み終えてはいない。
それでも今、
減らす言葉の真ん中に、私はいる。
フランスの作家、ドミニック・ローホー。
『「限りなく少なく」豊かに生きる』
『シンプルに暮らす』
『捨てる贅沢』
いずれも、思考の姿勢を整えるような本だ。
彼女の言葉は、本質をついている。
ときどき、見透かされているように感じることもある。
ずっと心の奥にあったわだかまりに、そっと触れられるような感覚。
「足す」ことに、少し疲れていたのかもしれない。
そう気づいたとき、
「減らす」という言葉に、自然と心が動いた。
求めている暮らしの輪郭を、
静かに示してくれるような優しさがある。
3冊とも、まだ読み終えてはいない。
共感する言葉はあっても、
すべてを理解できたわけでもない。
けれど、未完であることに焦りはない。
むしろ、これからも少しづつ
読み進めていけたらと思っている。
生き方の指針になりそうな本と、
出会えている途中にいる。
減らしたいものは、きっと物だけではないのだと思う。
思考・言葉・選択・情報・・・・・。
「自分がいちばん減らしたいのは何だろう」
そんなことを、読みながら考えてしまう。
なかなか頁は進まない。
けれど、その時間もまた、心地よい。
何を減らしていけるかは、自分次第。
減らすことで生まれる空白を、素直に嬉しいと思える本。
まだ読み終えることはできそうにないけれど、
その空白に、
その「減らす」という言葉の中に、
今の自分がちょうど収まっている。
▶︎ はじめての方はこちら


コメント